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コラボ商品【小豆島手延べ素麺】について

コラボ商品【小豆島手延べ素麺】について

3rdplaceでは瀬戸内の豊かな自然や美しい伝統、そして時代を超えて愛される匠の技を伝えていきたいと考えています。

プロジェクト2弾では日本3大素麺のひとつである「小豆島の手延べ素麺」の美味しさを一人でも多くの人に伝えたいと思い、50年の歴史を誇る石井製麺所さんとコラボし、昔から続く伝統の技で作る手延べ素麺を商品化しました。

このコラムではその伝統の製法をお伝えしいたいと思います。

小豆島手延べ素麺とは?

瀬戸内海に浮かぶ小豆島に、手延べ素麺づくりの技が伝えられたのは、約400年も前といわれています。小豆島池田村の島民が大和の三輪(奈良県)に立ち寄った際に、素麺の製造技術を学び、小豆島に持ち帰ったのが始まりとされています。素麺は、冬の農閑期に家族の労力だけで生産できる事から、瞬く間に小豆島に広がりました。 小豆島には、小麦の栽培に適した気候や瀬戸内海の塩、素麺づくりに必要なごま油が豊富にとれるなど、素麺づくりに最適な気候風土(寒期に空気の澄んだ瀬戸内の寒風が吹き寄せる中での天日干し)があり、以来、小豆島の職人は頑(かたく)ななまでに、昔ながらの伝統手延べ製法を守り続けています。 この環境で生まれた小豆島手延べ素麺は、奈良県「三輪そうめん」、兵庫県「揖保乃糸」に並ぶ日本三大素麺のひとつとなりました。 長い歳月をかけて磨き上げられた白い絹糸のような優雅な風味は、まさに、伝統の心で熱く深く麺作りに情熱を注いできた島の人々の心意気が生んだ白き麺の逸品です。 【石井製麺所HPより引用】

石井製麺所

小豆島で400年以上続くといわれる素麺。天日干しと手延べ製法にこだわった、素麺です。古来より素麺は贈り物として珍重され、日本人の食文化に深く浸透してきました。お中元やお祝い事の贈り物に素麺が選ばれてきたのは、贈り先様の健康や長寿への願いを込めた、はるか昔から続く日本人の思いやりの現れです。 そして今では、普段の食生活になくてはならない存在となりました。 夏の暑い日、冷えた素麺は心も身体も穏やかにし、冬の寒い日、温かい汁で満たされた素麺は頭からお腹の中まで温まり、食べた方を笑顔にしてくれるものだと思います。 私たちは、400年以上続く思いやりの詰まった素麺を誇りに思い、これからもお客様のことをとことん大切に考え、これからも石井製麺所らしい素麺をつくり続けていきます。

【石井製麺所HPより引用】

手延べ素麺ができるまで

工程① 手延べ素麺はその日の天候に大きく左右されるため、まったく同じ原料を使うだけでは同じ品質の素麺にならないそうです。天候に合わせて塩の量、練り具合、天日干しと室内干しの時間配分を調整するなど、職人の技術、勘、経験が大切になるのだとか。これが手延べ素麺の大きな特徴なんだそう。 毎回ノートに記録し、データとして保管。常に、翌日、翌年の製造の参考にしているんだとか。

工程② 素麺を機械で延ばしていく作業になります。

工程③ 2つのタライから2本の素麺を1本にしていく作業になります。 ここで小豆島素麺の特徴であるごま油を塗っていきます。 この時点ではまだ麺としては太いのが分かります。 ここから麺を2段階の工程を経て細くしていきます。

工程④ ごま油が塗られた状態になります。 この工程で最終的な細さが決まります。 かけばと言われる作業になります。

工程⑤⑥ 持ち上がった麺を八の字にしていきます。 工程⑦ こびきと言われる作業。素麺を軽くのばしていきます。

工程⑧ 人間の背丈くらいまで延ばします。

工程⑨⑩ 天日干し、屋内干しで素麺を乾燥させて完成です。 天日干しが素麺を美しい白色に仕上げますが、天日干しだけでは乾燥し過ぎ、締まりのない麺になるそうなんです。 天候、気温、湿度を見ながら、天日と室内の時間を調整し、白く、締まりのある素麺に仕上げていくんですね。

普段何気なく食べている素麺ですが、改めて見ると職人さんの思いが詰まった歴史あるものだと実感しますね。

3rdplaceで店頭販売が決まりましたら、またNEWSにてお知らせ致します。